10月の福島県3ヶ所目のコンサートは、郡山市にあります特別養護老人ホーム「みほた」さんで開催していただいたコンサートでした。以前からご縁のあるO夫妻のお母様が入所されておられ、その日頃の感謝からこのコンサートを企画されました。有難いことです。
題して「みほたさんありがとう!ちひろコンサートin郡山~ハルヨ97ハッピーライフ」
みほた入所者最高齢、97歳になられるハルヨさん、一番前でハイビスカスのお花を髪飾りにして、聴いてくださっています。
最初の「星とたんぽぽ」から号泣される方もおられて、コンサートの雰囲気にとても感激されておられる様子でした。
手で拍手をすることが出来ない方々も多いため、黄色いハンカチが用意され、拍手の代わりにそれを片手で振ってくださる。それがとっても綺麗な光景で、感激しました!
童謡メドレーを一緒に歌った時は、とても懐かしい気持ちが込み上げてこられるのでしょう、涙を流される方が多かったです。
「明るいほうへ」はかなり盛り上がり、黄色いハンカチぶんぶん!(笑)
私もノリノリ\(^o^)/
みほたさんからも花束をいただき、
O夫妻からもお土産をいただき、
お聴きくださった方々から嬉しい感想もいただきました。
「しっかりと上手な歌声ですな」という言葉もあって、人生の大先輩から認めてもらった瞬間♪
最後にまたお礼の言葉をいただきました。
会場を出たロビーではCD販売もさせていただいたので、そこで皆さんがお部屋に戻られる時に握手をしてお見送りさせていただきました。
皆さんが本当に喜んでくださったことが、私の心にとても響き、なんとも感慨深い一日でした。
歌の不思議な力。心の奥に眠る何かが呼び起こされる。それが涙となる。
コンサートをすることの、大きな喜びを、この日、つくづく感じました。
O夫妻のお知り合いの方も現地スタッフとしてお力添えくださり、夜はそのメンバーで懇親会。
そして、そのメンバーで新たな朗読会も発足されました♪朗読会の名前、どれがいいでしょう?と相談を受け、5,6個ある中で私がいいなと思った名前が皆さんもそう思っていたものと見事に一致。
「ほがらかい」となりました。朗読の朗らかという文字から、朗らかな会、ほがらかい。とてもいい名前です♪
金子みすゞさんの詩もいつもお勉強されていらっしゃるそうで、すごく嬉しくなりました。
こうして、福島3ヶ所でのコンサートは無事終演。
それぞれに、想い出深いものとなり、改めていろいろなことを感じさせていただきました。
現地へ行くと、まだまだ東日本大震災後の心の葛藤は続いていることも実感しますし、きっかけが被災であっても、そこから人間は新しい出会いがあり、そして必ず前へ歩めることも実感します。
だからやっぱり、思います。
人間って、素晴らしい生き物だ。
人生を謳歌するということは、楽しさや喜びの裏に、辛さや悲しみがあることも含めて、その全てが「生きる」ことなんだなと思います。
多くの出遇いから、学ぶことがたくさんある。
これからも、たくさん、たくさん、感じたい。
本当に、有り難うございました!!