富屋食堂ちひろブログ

[投稿日] 2008年04月08日 [カテゴリー] その他 コメント (0)

鹿児島で宿泊した旅館「富屋旅館」の横に、当時の食堂を再現した「ホタル館富屋食堂」がある。鳥浜トメさんが特攻隊員の若者のお世話をした場所。そしてその食堂に帰ってきた「蛍」のエピソードは有名である。

翌日に出撃を控えた宮川三郎軍曹は、富屋食堂のトメさんと娘たちに、「明日の夜9時、ホタルになって帰ってくるから、正面玄関を開けておいてくれ。そして僕が帰ってきたらみんなで『同期の桜』を歌ってくれ」と言い残し出撃した。
そしてその翌日、約束の夜9時、娘たちは約束どおり正面玄関を開けていると、1匹のホタルが玄関からスーっと入ってきて、食堂の柱にとまった。「宮川が帰って来た!」出撃前の隊員たちとトメさんたちはみんなで「同期の桜」を歌い、涙を流した。

このエピソードを以前から知っていたので、まさかここに宿泊するなんて・・・とびっくりしましたが、本当に貴重な場所に宿泊させていただきました。
現在は、トメさんが経営していた旅館の本館と、もう一つ食堂の奥に新しい別館があります。1泊ずつ両方に宿泊しました。
知覧特効平和会館にも少し立ち寄り、特攻隊員の遺書と写真が並ぶ会館は、時間が足らず詳しく見ることができませんでしたが、それでも、訪れているたくさんの観光客の方々が涙ながらにその遺書などを読まれている光景、私も涙を我慢しながら、そこからのメッセージを感じながらその会場を後にして、午後のコンサートへ向かいました。

トメさんが残した詩

ちるために
咲いてくれたか
さくら花
ちるほど
ものの
みごとなりけり
(特攻の母鳥浜トメ)

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