少し遡りますが、10月3日は兵庫県姫路市の真宗大谷派船場別院本徳寺本堂にて開催された「被爆70周年非核非戦の集い」で、歌わせていただきました。
本堂には廊下にもいっぱいのお参りの方々。
なんだか、被爆ピアノと呼ばれてしまうことがとてもかわいそうに思いました。どんな気持ちでいるのかなぁと。
このピアノで、「星とたんぽぽ」「さびしいとき」そして皆さんと一緒に「ふるさと」を歌いました。会場いっぱいに響く歌声と共に、ピアノの音色もとても響きました。
戦後70年。
これから日本はどう歩んでいくのか、岐路に立っているような気もします。不安と恐怖と、それ以上の平和を願う気持ち。
その心の根底にしっかりと、歴史を学ばなければいけないと思います。そして、戦地から帰還された方々の言葉を受け止めること。
「南十字星煌く空の下に」を歌う時に語る、モデルとなった元陸軍中尉・金丸利孝さんの戦地でのエピソードには、会場の皆さんシーンとなって、聴き入ってくださいました。
私たちには学ぶ出遇いがたくさんある。
それを、無駄にしてはいけないですね。
歌の力が、少しでも平和への力になりますように。