校長先生のお話からちひろブログ

[投稿日] 2008年02月15日 [カテゴリー] その他 コメント (0)

先月、松江市の乃木小学校でコンサートさせていただいた、その学校の校長先生と、待ち時間の間、いろんなお話をさせていただいた。
その中でも強烈に刻まれたのが、ペルー人質事件のこと。なんとその校長先生は当時ペルー勤務で、その人質の一人だったのです。
そのことをとても詳しくお話くださり、とても衝撃的な内容がたくさんありました。
機会があればその体験談(と軽くまとめるには重すぎる内容ですが)をお話されるそうですが、私が一番衝撃だったのは、犯人グループの若者の話です。
あれは120日以上もの間の出来事だったので、犯人グループと人質の間で、独特の仲間意識が生まれていたそうです。そして、食事の配給がある中、インスタントラーメンが配られたとき、犯人グループの若者たちはそれを食べず、自分たちのリュックに詰めるのです。なぜかというと、自分の貧しい家族のために持って帰るのだと。
彼らは家族のために、生きるために、その犯人グループに入ると高額なお金がもらえることから、銃を持ち、戦ったのだそうです。
そうした背景が見えてきたのでしょう。日本人と彼らとの間には、殺気のようなものはなかったのでしょう。ニュースでも言われてましたが、最後のほうでは一緒にチェスをしていたりしたことも報道されました。
私はそういった内情を初めて聞き、しかも人質だったその人本人から直接聞いたことが、あまりにも衝撃的で、コンサート本番前にして、かなり心に打撃を受けていました。
今この一瞬に、同じ時に、いろんな人が同時に生きているんだということを、改めて感じます。
自分が守るべき人のために犯罪まで犯してしまう、家族のために犯罪を犯してしまう若者は世界にたくさんいる。そんな悲しすぎる判断をしなくてはいけない世の中は、決して許されるべき世の中ではない。
あの校長先生のお話を聞いて、私の心の中で、何かが少し変わりました。

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