毎週金子みすゞさんの詩の掲載を更新していますが、今週の「空の鯉」もまた、ぐっとくる詩です。
私はというと、池やお堀の鯉の餌が売っていると嬉しくなってよく餌をやる、そんなことを楽しんでいるだけなのに、みすゞさんは池の鯉を見て、人間へのメッセージを伝えてくれます。限りあるちっぽけな世界に思えても、そこには深く深く無限の可能性があるということ、自分にも羽ばたける世界があるということを教えてくれます。
最近はアルバム制作に追われる毎日ですが、予定していなかった新曲「土と草」が出来上がりました。知人と詩について話している時に「土と草」の話になり、その話の流れからものすごく感動を覚え、それが一気にメロディへと繋がりました。
過ぎていく日々の中でのいろんな体験、経験をすることが、実はとても作品づくりに繋がっていく。悩みや葛藤、挫折、傷つくこと、それら経験していくことは実は作品をより深く色づけてくれる。それはいろんなことに当てはまる。
悩みたくない、傷つきたくない、挫折したくない、と逃げるよりも、実はそれらは自分の人生を豊かにしてくれる。直接でなくても、いろんな人の人生を知ることでも豊かさに結び付く。
金子みすゞさんの詩は、いろんなことを気づかせてくれます。そしてより深い「目に見えないもの」を感じることができます。改めて、その詩を歌うお仕事に感謝です。




