禅海和尚についてちひろブログ

[投稿日] 2010年03月17日 [カテゴリー] その他 コメント (0)

先日のブログで、中津市本耶馬溪の羅漢寺に禅海和尚のお墓もあると紹介しました。その禅海和尚について少しご紹介。

禅海和尚は江戸時代中期を生きた僧侶。越後(新潟県)の出身です。

羅漢寺を訪れた際、危険な岸壁の桟道を見て衝撃を受け、仏者として大誓願をおこし、岩をノミで削り洞門開削工事に取り掛かる。約30年もの年月をかけて貫通させ、今では「青の洞門」として有名な場所ですが、そのノミの荒い削り後を見ると、圧倒されます。

禅海和尚の像

禅海和尚の像

 

人々を危険から守るために、30年もの間、ノミ一つで岩を砕く・・・想像を絶する生き様です。

そして、更に、この「青の洞門」には、福沢諭吉も関係してきます。

木の乱伐により景観が壊れるのを防ぐため、この「青の洞門」一帯を3年がかりで買収し、景観を守ったのが福沢諭吉だったのでした。

すごいですね、偉人の先見性。歴史は知れば知るほど、おもしろいです。

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