先日、周南市の鹿野で、いろんな野草を見たことで、自分の知らない草花の名前をいろいろと知りたくなったので、両親が持っている草花の写真集「季寄せ－草木花」の存在を思い出し、その本を７冊もらいました。

それは、春上下、夏上下と季節で分かれていて、冬だけ１冊の計７冊。写真と、その草木花を詠んだ俳句なども紹介され、とても詳しく説明が載っています。７冊もあるので、たいていのものはわかりそう。

その本は私が子供の頃に両親が買ったものだったと記憶していたので、いったいいつ頃だったかと、本の後ろをめくってみたら、昭和５５年発行とありました。私が９歳になる年。とすると、ちょうど母が私の今と同じ年齢の時に、両親が買ったのだとわかりました。当時の私は難しい説明の言葉はほとんど読まず、でもお花の写真を見るのが好きで、その写真の花や草木をパラパラめくっては楽しんでいたのを思い出します。

親が興味を持っていたことを、自分も同じ年齢の時に興味を持ったのかなと、なんだか不思議に思い、そしてちょっぴり嬉しくもなりました。

明日は、父が４３年間の仕事を終えて退職します。

自分がこれまで好きな道を歩ませてもらった、感謝の一日になりそうです。